2021年のお正月
あけましておめでとうございます。
Twitterでは文字数やあれやこれやで書けないものを、雑に書き殴るメモ的なものを開設しました。新年だし、noteは色々あれなのでこちらに。
タイトルは今読んでいる、穂村弘さんの『もしもし、運命の人ですか。』内のエッセイタイトルより拝借しました。恋愛における男性の自意識が描かれており、切実なのに滑稽で、それでいて身に覚えがあったりすることも書いてあって、声出して笑う。最高の読書はじめ。
映画はじめは、男はつらいよ「相合傘」。リリーさんに舞台をプレゼントしたいと語る寅さんのシーンは何度見てもぐっとくる。メロン騒動もおかしい。そして、ラストの「リリーは頭がよくて気性の強いしっかりした女だから〜」のシーン、渥美さんのななめ後ろ姿が最高。もう何度目だろうか。昨年は寅さんもあまり見られなかったので、今年はちゃんと見る。じっちやんの名にかけて!()Netflixありがとう。
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〈クリニックを大手IT企業の社長と妻が訪れた。休診日の診察室で待っていたのは、院長と中国人男性。「本当に安全なんですか」。初対面のあいさつもそぞろに、妻が不安そうに2人に尋ねた。背を向けたまま机上のパソコンのキーボードをたたき何も語らない院長に代わり、中国人男性がうなずきながらほほえんだ。〉
(水面下で出回る中国ワクチン 富裕層から永田町へ? 狙われる日本市場 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20201231/k00/00m/040/137000c)
小説みがある。最近村田沙耶香さんの作品を読んだから、そう思うのかもしれない。富裕層に広がる不審死とか、ゴーヤを食べないと湿疹が出る体になるとか、なんだって想像は広がる。
この人たちの、未承認のワクチンにでも縋りたいほどの気持ちの根底を知りたい。金持ちの考えることはようわからん。
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悩んだけど、結局じいちゃんに会いに来た。会食&すきやきがないなど、いつもと違うところはあり寂しい。新幹線も空いていた(これは快適)。
猫はダイエットに成功していた(1匹のみ)。
お墓参りに行く。雑草を抜いて、ネイルがハゲる。みぞれが降る。
ほぼコタツと一体化する寝正月。
丑年。
川原泉さんの『大地の貴族』が大好きで、牛と言えば、バース。
今年も川原泉作品のように、穏やかに楽しくのほほんと笑って変な擬音たっぷり、人様にも自分にも優しく暮らせますように。
みんなが幸せに生きられる一年になりますように。
無病息災。