1%のラブレター

ブログタイトルは決められなかったので、穂村弘さんのエッセイタイトルから。

生きるとはアップデートを繰り返すこと

3日は駅伝を見ながら、駒大の監督の「男だろ!」の掛け声に思わず「時代!!!」と叫ぶ。スポーツを見るのは好きだし(※とはいえオリンピックは即刻中止してお金をコロナへの対策に回すべきと思っている)、駒大の逆転劇にはしびれた。慕われるよい監督なのだと思う。しかし、あのシーン、性別は全く関係なかったよな。時は2021年である。男だからとか女だからとか、そういう呪いを人にかけるのはもう辞めよう。そもそも箱根駅伝が男しか出場できず、関東の大学しか出られぬ、そんな「ウーン」なところから、もう目が背けられなくなっている。

でも、「お!」もあった。スポンサーであるサッポロの「大人エレベーター」のCM。以前から男しか出ていないと悪評高かったが、ついに内田也哉子さんが登場した。サッポロよくやった!えらい!すごい!内田也哉子さんというキャスティングも見事。美しいお着物。喧嘩の必要性という切り口を彼女に語ってもらうというのも面白かった。良いCMだった。

 

 

4日は仕事始め。半休をもらって、朝の新幹線で帰る。富士山の雪が少ない。東京は人多い。一週間も頑張れるかな。

 

引き続いて『おくのほそ道』を読んでいる。

旅は平泉まで進み、わたしの好きな句「夏草や兵どもが夢の跡」が出てくる。その前に「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」杜甫の詩が引かれているとはしらなかった。この詩も好きなのだけど、コロナ禍の今よむと背中にふと冷たさを感じる。

立石寺で歌われた「閑さや岩にしみ入る蝉の声」も好きだ。切り取られたような宗教的な「閑さ」とは別だと思うけど、自然の中に一人置かれたときの圧倒的な「閑さ」は身に覚えがある。風の音も蝉時雨もピタッとやんでしまって世界がたった一人のために存在するかのような時間。

「閑さや」は最初「さみしさや」だった、「しみ入る」は「しみつく」「しみこむ」とも悩んでいたと書かれていて驚く。俳句は数式なのかもしれない。

 

同じ失敗をするかもしれない将来の私へ。

スタバのチャイティーラテは、もうトールサイズは飲みきれないので注意すること。